平成元年に、「80歳で20本以上の歯を残しましょう」というスローガンを掲げて始まったのが『8020運動』です。80歳で20本以上あればおおむね食生活に問題が起きにくいとの考えからです。(ちなみに親知らずを除けば、本来は28本あります。)当初は10数%だった「8020達成者」も、現在では50%を超えています。これは予防に対する啓もう活動と、人々の健康志向の向上のたまものでしょう。
けれども予防先進国の歯科健診の受診率が、スウェーデン90%、アメリカ70%であるのに対し、日本ではわずか6%です。医療制度の違いもありますが、「治療ではなく予防!」でいきたいですね。
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