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執筆者の写真植田 英樹

第81回:『歯科技工士さんのお仕事』

歯医者の治療では、歯型をとることがあります。歯科技工士さんは、この歯型に石膏を流し込み、歯の模型を作ります。


この模型を咬合器と言う器具に装着し、各患者さんのお口の中の状態を再現します。その上でワックス、樹脂、金属、セラミックスなどを使い、「被せ物」や「詰め物」や「入れ歯」を作ります。それらはまさにオーダーメードで、ひとつとして同じものはありません。



『歯型をとったら自動的にすぐに修復物ができてくる』ように思われがちですが、多くの工程を経て、一つ一つ手作りするものなので、手間もかかり、通常1週間くらいの製作期間が必要になります。歯科医師としては、歯科技工士さんにできるだけいい物を作ってもらうために、丁寧な前処置と精密な歯型をとることで、正確な模型を届ける責任があると思っています。

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