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執筆者の写真植田 英樹

第152回『口呼吸:その2』


ドライマウスの一つの原因でもある『口呼吸』ですが、歯科的な原因としては、歯並びの不正があって、口が閉じにくいという場合があります。そういった場合、咬み合わせ自体の問題も多いため、できれば歯列矯正が望ましいです。

口呼吸を改善するための対処法として、起きているときと寝ているときとに分けて考えていきます。起きているときは、もちろん意識して「鼻呼吸」をするわけですが、『MFT:口腔筋機能療法』という訓練があります。舌や口腔周囲筋から顔面筋までに至るトレーニングですが、これも「お口ぽかん」の予防につながります。一方、寝ているときは意識がはたらかないので、方法としては、①唇の上下に縦に細い専用テープ張る、②鼻を覆わないような状態でマスクをつけて寝る、などがあります。お試しください。

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